基本的な日本国内のインターネット利用者人口は、2008年の総務省の調査結果推計によれば9091万人だとされています。また、既に企業普及率は99%を超えており、世帯普及率も80%をゆうに超えています。
参照:2008年総務省の通信利用動向調査結果(概要)尚、このデータを読み取るにあたっては、大きな前提があります。特に携帯市場について過大な幻想を抱いている方は注意が必要です。
まず、この総務省の調査結果は、『インターネット利用者数(推計)は、6歳以上で、過去1年間に、インターネットを利用したことがある者を対象として行った本調査の結果からの推計値。インターネット接続機器については、パソコン、携帯電話・PHS、携帯情報端末、ゲーム機等あらゆるものを含み(当該機器を所有しているか否かは問わない。)、利用目的等についても、個人的な利用、仕事上の利用、学校での利用等あらゆるものを含む。』とあるように、ネットにつながる端末全てを含んでいます。
つまり、ネットを利用出来るあらゆる人が対象だということと、6歳~含まれているということです。
これは大きな誤解を招きやすいポイントです。特に携帯ユーザーというのは若年層が多く、6歳~18歳の年齢層に対してどれだけビジネスが出来るのかは、単純に考えても困難が多く中小企業のホームページ活用には難しい側面がほとんどです。
それらを踏まえたうえで、次の調査結果を読み解いてみます。
これは9091万人の内のインターネットの利用者がどのような利用端末を用いているかの抜粋です。
- パソコンからの利用者:8255万人
- 内 パソコンからのみ:1507万人
- 内 パソコン、モバイル併用:6196万人
- モバイル端末からの利用者:7506万人
- 内 モバイル端末からのみ:821万人
- 内 パソコン、モバイル併用:6196万人
- その他(ゲーム機・TV等):567万人
- 内 パソコン、モバイル併用:475万人
これを単純にPCユーザー:携帯ユーザーとして眺めれば、
PCユーザー 8255万人 : 携帯ユーザー 7506万人
という数値比較が出来上がります。
携帯ユーザーの市場の大きさはこのようにして説明されることが多く、過大な幻想を抱きやすいのですが、前述したとおり、まず6歳から含まれており、なおかつPCも携帯も使うユーザーが重複していることを認識しておく必要があります。
実際にこの調査結果で分かることは利用者人数が多くなったことくらいで、その利用者達の大部分はパソコンとモバイルを併用してインターネットを利用しているということです。パソコンの利用者が減り携帯ユーザーだけが増えたような印象を与えるニュース記事等にはくれぐれもご注意ください。